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zoom RSS パウエル二重契約問題決着!ソフトバンク入団会見 オリックスは恥を知れ!

<<   作成日時 : 2008/03/08 21:28   >>

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二重契約ではないかと指摘され話がこじれていたソフトバンクとパウエルとの契約がようやくまとまり、このほど入団会見が行われた。


この問題の加害者はパウエルでもなければソフトバンクでもない。一番の加害者は、我こそは被害者であると言わんばかりの態度を貫き、問題を長引かせたオリックスのフロントだろう。
テレビで見たことのあるアメリカのプロスポーツ選手の契約書は驚くほどぶ厚く中身もビッシリで、およそ百科事典1冊分ぐらいは優にあった。
そこには事細かな契約の付帯条件が全て記されていて、例えばオールスターに出場したらボーナス50万ドル、○試合に先発出場したらボーナス100万ドル上乗せといった具合に、何もかものお金に関する約束事が詳細に記載されているという。
ボーナスばかりではなくペナルティについても当然のごとく記述があり、キャンプ初日の身体測定でその時の体重がベスト体重をオーバーしたら1ポンドにつき千ドル、短距離走のタイムを計り、40ヤードを○秒○以内で走れなければコンマ1秒オーバーにつき1500ドルといった罰金額まで決められているそうだ。

その上で正式な契約の際には、選手本人、その代理人、チームの社長やGMが一堂に会して選手本人が直筆のサインをして初めて本契約となるのが一般的だ。不動産売買や車の購入といった場合でも同じだが、数千万円から数億円にも上るようなビッグマネーが動くプロスポーツ選手の契約であれば、選手を含めた関係者同士が目の前で書類に直筆のサインを入れるというのは、プロスポーツ界に限ったことではない世間一般の常識ではないか。オリックスはその当たり前の手順すら省いて契約しようとした訳で、その脇の甘さたるや素人の目から見ても呆れるほどで、彼らはパウエルに文句を言える立場にないと考える。そのような手抜き契約が長年行われていたことを知りながら、見て見ぬフリくをして容認してきたNPBの不見識も責められてしかるべきなのは言うまでもないことだが。

今回の問題では、オリックス側が契約書1枚をFAXでやりとりしただけなのに、正式な契約を結んだのだと主張していることがメディアを通じて明らかになっている。
内容に1つ残らず同意した上で、両者同席の元に本人が直筆サインを書き込んで初めて成立するのがスポーツ選手の契約だ。大物選手ともなれば、テレビカメラを呼んだ記者会見場でその場面を生中継することさえしばしばある。良いか悪いかは別として、スポーツビジネスが世界最先端レベルで成熟しているアメリカという国では、それが当然の慣習なのだ。
パウエルは、そういう慣習が当たり前の国からやって来た選手だ。紙切れ一枚をFAXで送っただけでは、パウエル側に正式な契約を交わしたという認識が欠如していたのもやむを得ないだろう。こうした違いをオリックス側が認識していれば、ぺラッと紙切れ1枚FAXで送っただけで自分たちは先に正式な契約を結んだ、などというおかしな主張はできる訳がなく、今回の問題も生まれることはなかっただろう。

パウエルにしてみれば、買い付け(※不動産などの契約の際、売主に契約の意志表示をする「購入申込書」と呼ばれる書類。これにサインしただけでは当日ドタキャンしたとしても契約違反ではなく、何のペナルティも発生しない)にサインしただけという見解だったとしても何ら不思議はない。そのツメの甘さを突かれて欲しい選手をソフトバンクに横取りされたオリックスは、パウエルやソフトバンクを非難する前に、自分たちの不見識をチームのファンに謝罪する方がよほど潔い。
だいたい、オリックスという球団の親会社がやっている事業は何だったか。金融会社であり、不動産投資も行っている企業だ。そんな企業を親会社に持つ球団が、まさか選手契約についてこのような無様な失態を演じるとは恥ずかしいにも程がある。

もちろん、後出しジャンケンでオリックスから横取りしたソフトバンクや、パウエル本人にも問題はある。しかし、そもそもがそうした禁じ手を封じる為に契約という行為があるのではないのか。それが機能していないなら、一体、何の為の契約、選手登録の制度なのだろうか。こんなでたらめな手続きが「球界の長年の慣習」であったのだとしたら、過去にダイエーともめたケビン・ミッチェルや、阪神が大金を騙し取られたマイク・グリーンウェルのようなトラブルが過去の日本球界で後を絶たないことも当然だと思えてくる。今回のオリックスを含め、日本のプロスポーツ界は外国人選手との契約に対する認識があまりにも甘すぎる気がする。

そこで提案がある。今からでも遅くはない。日本球界の経営者たちは、アメリカの大学に留学してプロスポーツのマネージメントについてゼロから学び直してくるというのはいかがか。自分たちにそれが出来ないのであれば、せめて球団職員の中から将来有望な若手をアメリカに留学させ、最先端のスポーツビジネスを学ぶ機会を与えるべきだ。
それすらも御免こうむるという経営者がいるとしたら、その人は今すぐ野球チームの経営から身を引き、親会社のサラリーマンに戻るべきだ。いずれにせよ、このままで行けば近い将来、日本プロ野球界はMLB傘下のマイナーリーグに加入するしか生き残る道は無くなるだけだ。その方が我々ファンにとっては遥かに有益な話かもしれないが。








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オリックス、ソフトバンクと二重契約を交わしたとされた前巨人のパウエル。 ...続きを見る
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コメント(2件)

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うるせえ馬鹿!余計なお世話だ!!
青波
2008/10/17 10:22
青波さんこんばんは!コメントありがとうございます。
>余計なお世話だ!!
おっしゃる通り、余計なお世話なのは間違いないです。でも、これは本来ならオリックスファンの方々が言うべきことですよね。チームを応援していればこそ、チームのフロントがデタラメな経営をしていた場合に叱咤激励を送るのが本当のチーム愛ですから。過ちを犯している身内を庇うのは本当の愛とは違うのでは。
でも、今シーズンの結果を見れば分かるように、オリックスはパウエルを獲らなくて大正解だったではないですか。さっさと手を引いてプレーオフまで駒を進められたオリックスは、少なくともソフトバンクよりは遥かに見る目があったということでしょう。
マチベー
2008/10/17 23:41

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