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zoom RSS 皐月賞枠順確定前売り開始! 2010春のクラシック展望 牡馬編

<<   作成日時 : 2010/04/16 19:20   >>

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桜花賞に続き、今週は牡馬クラシックの第一関門である皐月賞の枠順が確定。2歳王者ローズキングダムは3枠5番に、新馬戦以来のライバルヴィクトワールピサは7枠13番にそれぞれ決まりました。


2010年4月18日(日)3回中山8日11R第70回皐月賞(GI)
1-1 リルダヴァル(牡3、福永祐一、栗・池江泰郎厩舎)
1-2 ハンソデバンド(牡3、蛯名正義、美・尾形充弘厩舎)
2-3 トーセンアレス(牡3、田中勝春、美・鈴木康弘厩舎)
2-4 ネオヴァンドーム(牡3、安藤勝己、栗・藤原英昭厩舎)
3-5 ローズキングダム(牡3、小牧太、栗・橋口弘次郎厩舎)
3-6 ゲシュタルト(牡3、勝浦正樹、栗・長浜博之厩舎)
4-7 レッドスパークル(牡3、秋山真一郎、栗・藤岡健一厩舎)
4-8 バーディバーディ(牡3、松岡正海、栗・池江泰郎厩舎)
5-9 サンディエゴシチー(牡3、浜中俊、栗・作田誠二厩舎)
5-10 シャイン(牡3、和田竜二、栗・川村禎彦厩舎)
6-11 エイシンフラッシュ(牡3、内田博幸、栗・藤原英昭厩舎)
6-12 エイシンアポロン(牡3、池添謙一、栗・岡田稲男厩舎)
7-13 ヴィクトワールピサ(牡3、岩田康誠、栗・角居勝彦厩舎)
7-14 レーヴドリアン(牡3、藤岡佑介、栗・松田博資厩舎)
7-15 ダイワファルコン(牡3、北村宏司、美・上原博之厩舎)
8-16 ヒルノダムール(牡3、藤田伸二、栗・昆貢厩舎)
8-17 ガルボ(牡3、後藤浩輝、美・清水英克厩舎)
8-18 アリゼオ(牡3、横山典弘、美・堀宣行厩舎)




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先週の桜花賞では、評価ランキングで1位となったアパパネを最終予想でも◎に指名。評価記事で各馬の能力を整理してから印を打った結果、◎アパパネが1着、○Jエーシンリターンズが3着、2着にも△オウケンサクラが入線。エーシンが惜しくもクビ差届かずの3着で三連単は的中ならずも、単勝11番人気と世間では全く評価されていなかったエーシンを2番手に抜擢できたのは、チューリップ賞の内容を精査した結果です。前回同様にうまく的を絞れることを期待して、今週も牡馬3冠の皐月賞からダービーまでを見据えた今後の展開を検討してみます。


牝馬クラシック相対評価 → http://h8me.at.webry.info/201004/article_6.html
最終予想 → http://h8me.at.webry.info/201004/article_7.html


※皐月賞に出走する馬のみ青字で表記

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2010年1月10日(日)1回京都3日11R第44回日刊スポーツ賞シンザン記念(GIII)
1600m 芝・右 外  天候:晴   芝:良
勝ちタイム 1:34.3
ハロンタイム 12.5 - 11.1 - 11.5 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 11.4 - 11.4
上り 4F 47.0 - 3F 34.9

1着ガルボ
2着シャイン 3
3着セレスロンディー 1 1/4馬身


1-3番人気が揃って撃沈し、4番人気のガルボが漁夫の利をさらって重賞初制覇。千メートルの通過が59秒4という緩い流れになり、逃げたシャインがそのまま粘って2着に残り、道中スムーズに好位につけて3番手で追走したガルボが直線独走。2着に3馬身という決定的な差をつけての圧勝を遂げました。

デビュー後の2戦は9着、7着といいところが無く、4戦目でようやく初勝利。直後の朝日杯で人気薄ながら4着と好走すると、6戦目のシンザン記念を圧勝して一気に明け3歳最初の重賞ウイナーになりました。このレースの勝ち馬からは2002年のダービー馬タニノギムレットや昨年のダービーで3着のアントニオバローズなどが成功例。

ただ、前走でマイナス12キロと体が減っており、シンザン記念から直行での皐月賞という成功例のないローテーションになったのは大幅な減点材料。馬体を戻してどこまで食い込めるか。同じローテーションだった前出のアントニオバローズは皐月賞で9着と惨敗しています。マイルまでしか連対実績が無いのも不安です。2着のシャインも皐月賞に出走。この馬についてはきさらぎ賞のところで評価することにします。



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2010年1月17日(日)1回中山6日11R 第50回京成杯(GIII)
2000m 芝・右  天候:晴   芝:良
勝ちタイム 2:03.6
ハロンタイム 12.5 - 11.1 - 13.6 - 12.7 - 13.3 - 12.6 - 12.6 - 12.4 - 11.4 - 11.4
上り 4F 47.8 - 3F 35.2

1着エイシンフラッシュ
2着アドマイヤテンクウ  ハナ
3着レッドスパークル 2 1/2


前半の千メートルが63秒2という超スローの展開。逃げたアドマイヤテンクウが理想的な展開で逃げ込みをもくろむも、ゴール寸前で交わされてハナ差の2着。勝ったのは1番人気のエイシンフラッシュ。スローペースをなだめながらどうにか折り合い、前から3頭目で好位をキープ。粘るアドマイヤに手こずるも、最期はどうにか前をきっちり捉えて人気に応えました。

エイシンはこれまで5戦3勝、デビュー戦を6着と凡走するも、1戦ごとに力をつけてきてここ2戦は芝2000Mを連勝中です。父は現時点でリーディングサイヤー・ランキングのトップにいるキングカメハメハと同じキングマンボの直仔。そのキンカメも京成杯を使っているほか、シックスセンスやサンツェッペリンなどのクラシック連対馬がこのレースをステップにしていますが、他のトライアルを使わずに直行した馬で本番に連対した例は過去10年でゼロ。レース間隔が空いているのがマイナス要因であることは間違いなさそうです。3着のレッドスパークルも皐月賞に出走しますが、すみれSのところで詳細に触れます。



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2010年1月23日(土)1回京都7日10R若駒ステークス(OP)
2000m 芝・右  天候:晴  芝:良
勝ちタイム 2:02.0
ハロンタイム 12.7 - 10.9 - 12.6 - 12.9 - 13.1 - 13.2 - 12.8 - 11.7 - 11.1 - 11.0
上り 4F 46.6 - 3F 33.8

1着ヒルノダムール
2着ルーラーシップ 1 1/2


オープン特別ながら、最近では無敗の3冠馬ディープインパクト(2005年)や昨年の皐月賞馬アンライバルドなどのを輩出している出世レース。一方で、3歳春以降サッパリでいつの間にか消えていた馬も多数。このレースを勝ったからといって必ずしも出世しているとは言い難い現実も見えます。

今年は勝ち馬のヒルノダムールが皐月賞に出走。千メートル通過62秒2というゆったりした流れで、ラスト3ハロンが33秒8という上がりだけの競馬。勝ったヒルノは上がり33秒1という鬼脚を繰り出しての豪快な差し切り勝ちで断然人気のルーラーシップをねじ伏せました。このレースでは強いの一言しか出ませんでした。

ダービー馬キンカメ×オークス馬エアグルーヴというミラクル良血馬として注目されたルーラーシップは、マイナス10キロと絞って出走してきましたが、折り合いに苦労して伸び切れずに2着。その後、500万下を楽勝するも、再び挑んだ毎日杯では5着と惨敗。いずれのレースも勝ち馬とは着差以上の力の差を感じる完敗で、現時点では完成度で大きく後れをとっているように見えます。春のクラシックは諦めて、大事にゆっくり育ててもいい馬なのかなという印象です。



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2010年2月7日(月)1回東京4日11R第44回共同通信杯(GIII)
1800m 芝・左  天候:晴   芝:良
勝ちタイム 1:48.2
ハロンタイム 12.8 - 11.1 - 12.3 - 12.8 - 12.6 - 12.4 - 11.7 - 11.2 - 11.3
上り 4F 46.6 - 3F 34.2


1着ハンソデバンド
2着ダノンシャンティ ハナ
3着アリゼオ クビ


前半の千メートルが61秒6というゆったりしたペースの中、ラスト3ハロンが34秒2という極端な上がりの競馬となり、道中2番手の好位から抜け出したハンソデバンドがゴール前の大混戦をハナ差で制して重賞初制覇を果たしました。

父がステイヤーのマンハッタンカフェである一方、母の父は短距離に強いアフリートで、これまでのレースを見る限りではやや母系が勝っていて、マイラー色が強い印象があります。デビューから5戦して連対率100%と抜群の安定感を誇るも、このレースを勝って皐月賞に直行した馬では2001年のジャンポケと2007年フサイチホウオーの3着が最高で連対は皆無という厳しいデータがあります。

かつては弥生賞と並ぶ春のクラシック最重要ステップだった共同通信杯も、2001年の覇者ジャングルポケットがダービー馬となって以降、クラシックウイナーの輩出がゼロを更新中。毎年のようにクラシックホースを送り出していた80〜90年代から見ると明らかに格を下げてしまった感のあるレースとなってしまいましたが、今年はどうなるでしょうか。今年のステップレースの勝ち馬の中でもっとも評価に迷うのがこの馬です。

2着と3着の2頭も皐月賞出走を決めましたが、2着のダノンシャンティがその後の毎日杯を楽勝、3着だったアリゼオも次走のスプリングSを快勝しているところを見ると、今年はレベルの高いレースだったのではないでしょうか。2頭の評価は後のレースで。



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2010年2月14日(日)2回京都6日11R第50回きさらぎ賞(GIII)
1800m 芝・右 外   天候:晴  芝:良
勝ちタイム 1:48.6
ハロンタイム 12.8 - 11.1 - 11.4 - 12.3 - 12.8 - 12.4 - 12.0 - 11.7 - 12.1
上り 4F 48.2 - 3F 35.8


1着ネオヴァンドーム
2着レーヴドリアン クビ
3着ステージプレゼンス 1 1/4


こちらも多数のG1ホースを輩出し、98年にダービー馬スペシャルウィークを出して以降は共同通信杯と立場を逆転した感もあるきさらぎ賞。タイム的に極端に速くなることも遅くなることもなく、一定以上のレベルをキープしているレース。今年も少頭数で淡々とした平均ペースとなり、勝ち時計もまずまずのタイムでした。

勝ったのは道中、中団に控えていたM・デムーロ騎乗のネオヴァンドーム。折り合い、コース取りともに無駄なくスムーズなレース運び。直線を向いて仕掛けると、溜めていたエネルギーを一気に爆発させて豪快にストライドを伸ばし、最後はレーヴドリアンとの叩き合いをクビ差で制して重賞初制覇。ゴール前は見応えのあるレースとなりました。

その2着に敗れた馬が1番人気だったレーヴドリアンで、シンガリ追走から一気に伸びて勝ち馬を追い詰めるも、わずかにクビ差だけ及ばず2着。上位2頭からちぎられた3着以下の馬の中で、このレース5着だったダイワバーバリアンがその後の弥生賞で4着、NZトロフィーで2着と好走しているところから、レースレベルは低くなかったことが分かります。6着だったシャインも賞金で皐月賞出走を決めていますが、これまでのレースを見る限り2000M未満のレースが活躍の舞台となりそうです。



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2010年2月28日(日)1回阪神2日9Rすみれステークス(OP)
2200m 芝・右   天候:曇   芝:稍重
勝ちタイム 2:18.2
ハロンタイム 12.5 - 11.9 - 11.9 - 13.5 - 13.7 - 13.4 - 13.3 - 12.8 - 12.1 - 11.4 - 11.7
上り 4F 48.0 - 3F 35.2


1着レッドスパークル
2着ミカエルビスティー クビ


フサイチコンコルドというダービー馬を輩出して注目されるようになったこのレースも、キングカメハメハ以降の勝ち馬からはG1馬はなし。忘れた頃に突如として大物を出すレースなのでしょうか。例年、勝ちタイムもかなり時計がかかっている為、能力の評価が難しいレースでもあります。

今年の勝ち馬は年明けの京成杯で3着だったレッドスパークル。相手関係が楽になったここでは一番人気に応えてきっちり勝ちました。8頭立ての少頭数に加え、ペースが緩くて時計も遅いため、ここを勝ってG1でどこまで通用するかは微妙なところ。過去のデータでは、このレースを勝ってその後にG1で好走した馬はいずれもキャリア6戦以内で2分15〜16秒台の勝ちタイムを記録しています。しかもこのレースから皐月賞に直行して好走した前例はありません。以上のことから考えても、このレースでキャリア8戦目、2分18秒台の勝ち時計で皐月賞に直行するレッドスパークルは軽視して良いように思います。



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2010年3月7日(日)2回中山4日11R第47回報知杯弥生賞(GII)
2000m 芝・右  天候:曇  芝:重
勝ちタイム 2:06.1
ハロンタイム 12.8 - 11.6 - 12.7 - 13.5 - 13.0 - 13.0 - 12.7 - 12.5 - 12.1 - 12.2
上り 4F 49.5 - 3F 36.8


1着ヴィクトワールピサ
2着エイシンアポロン 1/2
3着ダイワファルコン 1 3/4


悪天候で最悪の馬場コンディションとなった今年の弥生賞は、暮れのラジオNIKKEI杯を完勝しているヴィクトワールピサが断然の人気に応えて楽勝。皐月賞でも1〜2番人気のどちらかが確実です。新馬戦でローズキングダムに屈して以降は芝2000M戦を選んで走り、負けなしの4連勝を続けています。

スタートから中団に位置したヴィクトワールは、内ラチにぴったり張りつくように馬群のインコースをキープしながら折り合いに専念。他馬が動き出した4コーナー手前でもまだ内でじっとしていた為、一時的にポジションが下がり包まれてしまいました。勝負所で内に閉じ込められた人気馬に場内は一瞬どよめきましたが、武騎手は至って冷静でした。ギリギリまで追い出しを待ってひたすら我慢。馬群がばらけてきたところをすかさず外に持ち出して一気に加速。内で粘るエイシンアポロンを並ぶ間もなく交わして1着でゴールしました。最後まで経済コースを楽走し、ゴール前100Mだけしっかり追ったレースは、まるで調教の併せ馬のような内容となり、ステップとしては申し分のない内容となりました。

2着のエイシンアポロンも道中は2、3番手を追走、直線を向いて仕掛けると早めに先頭に立ち、そのまま粘り込みをはかって必死に抵抗するも、ヴィクトワールに差されて朝日杯に続く2着。改めて力のあるところを証明しました。豊富なキャリアと池添騎手に乗り替わってからは4戦して連対率100%という抜群の安定感を身につけていますが、一方でパンチ力不足で決め手に欠ける印象は否めません。混戦になると怖いのはこういうタイプかも。

3着ダイワファルコンはダービー馬ジャングルポケット×桜花賞3着のダイワルージュという超良血馬。デビュー4戦目で弥生賞3着は潜在能力の高さを物語ります。デビュー4戦でまだ1勝馬ですが、実は2004年の皐月賞馬でこの馬の伯父にあたるダイワメジャーも皐月賞当時はファルコンと同じく4戦1勝のキャリアでした。しかも、ファルコンは弥生賞3着で権利獲得ですが、メジャーもスプリングS3着に滑り込んでの権利獲得と実によく似た足跡を残しています。あまり人気にはならなそうですが、荒れるとしたらこういう馬が絡んだ時ではないでしょうか。



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2010年3月20日(土)2回阪神7日11R若葉ステークス(OP)
2000m 芝・右  天候:晴  芝:良
勝ちタイム 1:59.9
ハロンタイム 12.1 - 10.5 - 11.9 - 11.9 - 12.1 - 12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.3 - 12.1
上り 4F 49.2 - 3F 36.9


1着ペルーサ
2着ヒルノダムール 1/2


若駒S勝ちのヒルノダムールが単勝1.3倍という一本被りの人気に推されるも、レースは2番人気のペルーサが快勝しました。10頭立ての少頭数で緩い流れになるかと思いきや、千メートル通過が58秒5というハイペースの展開に。道中は先行集団から大きく離れた後方集団の先頭につけていたヒルノに対し、すぐ後ろに位置してずっとヒルノをマークしていたのがペルーサでした。

両者は前がバテはじめた3コーナー過ぎから一気に差を詰めて出ると、直線を向いて2頭による併せ馬のような形で激しく競り合います。しかし、余裕を持って前を行くヒルノを追いかけていたぶん、ペルーサには余力がありました。最後は外のペルーサが1/2馬身ほど先着してゴール。ヒルノだけをマークして徹底的に追い詰めた安藤勝騎手の巧みな手綱さばきも見事でした。

勝った馬はこれでデビューから無敗の3戦3勝。走るたびに大きくタイムを縮めており、まだまだ伸びる可能性を秘めた素質馬ですが、皐月賞には見向きもせずに青葉賞からダービーへ向かうプランを発表。藤沢和雄厩舎がこの馬の父ゼンノロブロイで果たせなかったダービー制覇の夢を息子であるペルーサに託します。気をつけチェックしておきたいのは馬体重。他厩舎に比べて特に変動の大きいことで知られる藤沢厩舎の馬ですが、若葉Sではマイナス14キロで出走。まだベストの体重がどこなのかハッキリしていませんが、この時期にあまり大きな変動があると減点材料になります。

2着のヒルノは皐月賞に出走しますが、若駒Sの爆発的な末脚が強烈だった半面、強い相手が揃ったラジオNIKKEI杯でコロッと負けたあたりを見ると、一線級の強豪には弱いけど格下相手ならめっぽう強い、いわゆるハンデキャップホースのタイプか。だとすると、強豪ひしめくクラシックでは用無しということになりますが、秘めたる爆発力には無視できないものがあります。若葉Sが阪神に移行した2000年以降、皐月賞で3着以内に入った馬は5頭いて、そのうち4着以下から巻き返して好走した例もあるだけに注意が必要な存在です。



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2010年3月21日(日)2回中山8日11R第59回フジテレビ賞スプリングステークス(GII)
1800m 芝・右  天候:晴  芝:良
勝ちタイム 1:48.2
ハロンタイム 12.4 - 11.5 - 11.9 - 12.2 - 12.2 - 12.4 - 12.1 - 11.5 - 12.0
上り 4F 48.0 - 3F 35.6

 
1着アリゼオ
2着ゲシュタルト 1
3着ローズキングダム アタマ


過去10年で皐月賞馬が4頭に2着馬も4頭と連対率では弥生賞を上回っているスプリングS。ここで無敗の2歳王者ローズキングダムが明け3歳初戦をどう戦うのか注目されましたが、1.4倍の圧倒的人気に応えられず3着に敗れました。休み明け初戦でマイナス体重での出走。もともと華奢な馬だけに、増えてくることが期待されていたはずが逆に減っていたということは、成長力などの面で不安を感じます。

過去10年に朝日杯FSの勝ち馬で皐月賞に出走してきた馬は7頭。このうち3着以内に入ったのは2003年のエイシンチャンプと2009年のセイウンワンダーの2頭が3着に入っただけで1着2着はゼロ。他は全て4着以下である事実に加え、3着に入った2頭はいずれも弥生賞からのステップという点からも、朝日杯1着 → スプリングS3着のローテで挑むローズキングダムは評価を下げざるをえないでしょう。

2歳王者を抑えて勝ったのは共同通信杯組のアリゼオ。その前走では人気を裏切る3着も、勝ち馬と同タイムの1分48秒2、上がりは33秒台をマークしており内容は悪くありません。スプリングSでは行く馬がいないと見るや、積極的にハナに立ってそのまま逃げ切り勝ち。千メートル通過は60秒2で道中のラップも全て12秒4以下と淀みのないペースで逃げ切っており、展開に恵まれての逃げ残りでは無いことが分かります。小回りの多頭数競馬で器用さも必要な皐月賞では、こうした脚質の自在性も大きな武器になります。



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2010年3月27日(土)2回阪神1日10R第57回毎日杯(GIII)
1800m 芝・右 外  天候:晴  芝:良
勝ちタイム 1:49.3
ハロンタイム 13.1 - 11.4 - 12.1 - 13.0 - 12.7 - 12.9 - 11.5 - 11.1 - 11.5
上り 4F 47.0 - 3F 34.1


1着ダノンシャンティ
2着ミッキードリーム 1 1/4
3着リルダヴァル 3/4


99年の皐月賞を勝ったテイエムオペラオーを最後に、皐月賞では1頭も連対馬を出していない毎日杯組。今年は1、2着馬が揃って皐月賞を回避。2着のミッキードリームは骨折で長期休養、勝ち馬のダノンシャンティはNHKマイルCからというマツクニ厩舎お得意の変則ローテでダービーを目指すことになりました。

前半千メートルが62秒3という超スローペースでラスト3ハロンが34秒1という極端な上がりの競馬。最後の直線ではザタイキが骨折して鞍上の武豊騎手が落馬負傷。骨折の重傷で皐月賞の有力馬ヴィクトワールピサにも騎乗できなくなりました。

勝った馬は上がり33秒台前半の爆発的な切れ味で豪快に差し切り勝ち。共同通信杯組のレベルの高さをここでも見せつけました。アンカツ騎手はNHKマイルCとダービーでこの馬に騎乗すると早めに発表しているように、相当な期待をかけていることが分かります。

毎日杯3着で皐月賞に滑り込んだリルダヴァルは、破格の好タイムで圧勝した野路菊Sで骨折していたことが判明。長期休養から復帰してどうにかこのレースに間に合い、ルーラーシップに次ぐ人気を集めましたが3着止まり。僕は急いで復帰させなくとも良かったのではないかと思っています。このパターンは何年か前にも見たことがあるような気がするので・・・。第二のマルカシェンクにならないことを願うばかりです。



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ずいぶんと長い文章になってしまいましたが、各レースをおさらいしてみて改めて分かるのが共同通信杯組のレベルの高さ。このレースで上位に来た馬が今年のクラシックの中心になると考えます。
本来なら勝ち馬のハンソデバンドがトップにランクされないといけないのですが、TRを使わず皐月賞に直行というローテが減点材料になるので皐月賞では絡んでも3着までか。2着のダノンシャンティが皐月賞をパスするとなれば、残るアリゼオを1位評価にします。

2番手が弥生賞を楽勝しているヴィクトワールピサ。能力の高さは疑いようのないところですが、主戦の武騎手が骨折で騎乗できない不運に加え、ここ4年続けて弥生賞1着馬が連を外している傾向から、不動の軸とは言えないところです。

3番手がレベルの高かった若葉Sで2着のヒルノダムール。一線級相手では不安な面もありますが、人気が高くなければお買い得。

逆に距離が延びるダービーでは、弥生賞で我慢の競馬を覚えさせた経験が生きるとみてヴィクトワールがトップ評価でアリゼオが2番手と逆転。皐月賞をパスした勢力では、青葉賞の内容次第ですが関東馬のペルーサに期待しています。調整がうまく行けば素質は高いはず。毎日杯の勝ち馬ダノンシャンティは、フジキセキ産駒に府中の2400Mは長いとみて5番手まで。ここに名前が上がっていない新たな勢力が出てくる可能性もあり、ダービーについては流動的になるかもしれません。



結論:現時点での評価
皐月賞 1位アリゼオ 2位ヴィクトワールピサ 3位ヒルノダムール 4位エイシンアポロン 5位ハンソデバンド
ダービー 1位ヴィクトワールピサ 2位アリゼオ 3位ペルーサ 4位ハンソデバンド 5位ダノンシャンティ


※これはあくまで評価ポイントのランキングで直前予想とは違います。










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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
タニノギムレットやロジユニヴァースなど4連勝した馬が皐月賞に挑んで、連に絡んでいないというのも気になりますね。ヴィクトワールピサももしかして・・・?
家元
2010/04/16 21:04
家元さんこんにちは!コメントいつもありがとうございます!
>タニノギムレットやロジユニヴァースなど4連勝した馬が皐月賞に挑んで、連に絡んでいない
そのデータも見たことがあります。ただ、トータルでは4勝以上している馬は、連対率・複勝率とも圧倒的に高いですので、4勝以上のヴィクトワールを消すのかどうかで判断が分かれる皐月賞になりそうです。僕は薔薇王国を消す方向で検討中です。明日がどうなりますかね。
マチベー
2010/04/17 14:15

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