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zoom RSS 国際親善試合 日本vsアルゼンチン 1-0 勝利の大金星と消せない不安

<<   作成日時 : 2010/10/09 16:14   >>

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ザッケローニ新監督の初陣であり、サッカー日本代表のワールドカップ南ア大会後の初戦でもあったアルゼンチン戦は一般メディアからも強い関心を集めましたが、結果は日本が1-0で勝利しました。


注目されたアルゼンチン戦の先発メンバーはGK川島、DFはCBが今野と栗原、SBが右の内田と左の長友、中盤は守備的MFに遠藤と長谷部、トップ下に本田圭、両サイドが香川と岡崎で前線に森本という布陣。新監督はイタリア人らしい守備重視の4-5-1とも、より攻撃的な4-3-3とも取れるメンバーを敷いてきました。

対するアルゼンチンはGKロメロ、DFは中央がデミチェリスとG・ミリートのコンビ、SBにはエインセとブルディソ、MFはマスケラーノ、カンビアッソ、ダレッサンドロの3人、3トップがメッシ、テベス、D・ミリートというラインナップで、サネッティがいない他は現段階のほぼベストのメンバー。アルゼンチンという世界で5本の指に入る強豪がこれだけの豪華メンバーで日本と試合をしてくれるのも、「W杯南ア大会ベスト16効果」の1つといえます。

ボール支配率は日本の39%に対してアルゼンチンは61%で日本は圧倒されました。ただ、アルゼンチンはいつ、どんな相手とやっても支配率で断然優位に立つチームなので、ボールを支配されることは至って想定の範囲内。その中でDFやボランチがどこまで距離を詰めて自由にさせないかが鍵でした。

結論からいうと、この日の日本の守備は素晴らしかったと思います。確かに、アルゼンチンイレブンには時差や長距離移動や欧州リーグでの疲れがあり、単純ミスも目立って本来のプレーからすると精度が低くデキは今一つでした。それでも、日本の守備陣がビッグネームに臆することなくアグレッシブなディフェンスを貫き、世界屈指のアルゼンチン攻撃陣を封じることに成功したことは評価されていいでしょう。

日本の決勝ゴールは前半19分、長谷部の放ったミドルシュートのこぼれ球をFW岡崎がきっちり詰めて先制。この1点を守ってそのまま逃げ切りに成功しました。先制後は南ア大会で見せたのと同様の高い集中力を最後まで保ち続け、厳しい守備網を敷いてメッシを中心とする豪華FW陣をシャットアウトし、会心の勝利を演出しました。攻撃に関しては、もう1,2点取っても良かったかな。詰めの甘さは相変わらずでしたが、強豪相手に先制したことも今後の自信に繋がるはずです。

考えてみれば、今回の先発メンバー11人のうち半数以上の6人が欧州リーグでプレーしている選手。そのうち川島、内田、長友、長谷部と4選手が守備のプレーヤーで、4バックの残る2人のうち今野も南ア大会メンバーですから、ここでも積み重ねてきた経験値が物を言っていることは確か。アルゼンチンの強力FW陣を相手にして少しもビビることなく堂々とプレーしていたのも当然と言えるでしょう。

今回は敗れたとはいえ、アルゼンチンの攻撃はさすがでした。いともたやすく日本の守備網を突き破る縦への突破力、常にトップスピードで前を向いてプレーできるように計算し尽くされたスピード感のあるワンツー、少ないタッチ数で一気にゴール前まで入ってくる手数の少なさなど、日本やJリーグのチームにも大いに参考になるプレーが随所にありました。

また、前半のアルゼンチンはコンディションが万全でないこともあり、ケガをしないように安全運転で来たようにも見えましたが、後半は日本に負けることは我慢ならないという心理がありありで、45分以降はかなり本気度が高かったと思います。それでも相手を抑えて0点に封じたのですから、親善試合といえども中身の濃い試合だったと言えるでしょう。メンバーが変わっても良いプレーができているのは日本サッカー全体のレベルアップが着実に進んでいることを立証した試合でした。

今回の新しい代表にはW杯南ア大会のメンバーに加え、南ア大会では選ばれなかった若手が数多く選出され、かなり若返った印象が強いメンバーとなりました。今後もこのメンバーを中心に回していくのかと言えば、今回は出場していない中沢や闘莉王、さらに途中出場だった中村憲や前田といった選手たちの巻き返しもあるでしょうしから、今回はあくまでテスト段階ということだと思います。

このメンバーで強豪アルゼンチンを相手にこれだけやれたことは大きな収穫で、日本のチーム全体が著しくレベルアップしていることが改めて証明されました。今後、チーム内のポジション争いはいっそう厳しいものになるでしょう。このまま4年後まで好循環が続いていけば、2014年のW杯にも大きな期待を抱くことができます。

個人的には、トップ下が香川で右に本田圭と左に松井大輔というパターンを見てみたいと思いました。この日の本田圭は疲れがあるのか、悪くはなかったもののW杯のデンマーク戦以降は所属クラブでもノーゴールが続いているという現状通りでややプレーに精彩を欠いていた印象。一方の香川はドイツでも好調なプレーを続けており、昨日も随所にキレのある動きを見せていました。二人によるエース争いの熾烈さは、ザックがあえて「背番号10」をどちらにも与えなかったところにも現れています。




南米の強豪に勝利するなど良いことづくめに見える新生日本代表ですが、もちろん不安材料もあります。今の日本代表にある最大の不安は言うまでもなくザッケローニ新監督です。

戦術や選手起用に対する不安は今のところまだありません。日本の選手を理解しようとする精力的な視察、日本の文化や日本人の気質に馴染もうと努力する人間性などは素晴らしいと思いますし、とてもプロフェッショナルな取り組み方です。そうした姿勢はこれまでの歴代代表監督と比べてもかなり良い印象を与えてくれる監督の一人であることは間違いありません。

しかし、ザックとはあくまで2年契約。指導力に対する不安は無いものの、現時点では4年後の次のワールドカップまで日本に滞在するかは未知数。真相は定かでないものの、4年契約を希望する日本サイドに対してあくまで2年契約を主張したという報道もあり、ザック新監督の腹の内は今一つはっきり読めないところがあります。

ザックが感じている不安は、W杯で日本を率いたトルシエやジーコがその後の再就職に苦労した点にもあると言われます。強豪とは言えない極東の地で実績を残しても、それが欧州でのキャリアアップには繋がらないという現実が4年後を確約できないというザックの慎重な姿勢に繋がっているのかもしれません。





ブログネタ:サッカー日本代表 ザッケローニ監督に期待する?








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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
良く見ていませんでしたが。
いつもより、何やっているんだと思うことが、
少なかった気がします。
v740gle
2010/10/10 18:11
v740gleさんこんにちは!引き続きコメントありがとうございます!
>いつもより、何やっているんだと思うことが、
少なかった気がします。
いつも辛口のv740さんも今回はあまり喝を入れる場面が少なかったようですね(笑)。
おっしゃるように、今回の試合では強いチームが相手にもかかわらず、ミスも少なく力を出し切れたのではないでしょうか。親善試合ですから結果よりも中身が大事。その意味でも今回のアルゼンチン戦は良かったと思います。

結果も勝利だったことでザッケローニ新監督の求心力が一気に高まることは間違いないでしょうね。
ただ、それもザックの力だけではなく、オシムさんから岡田さんを経てきた蓄積があってこそ。それを新監督の手腕だけで結果を出したかのような、物事を掘り下げずに単純化しようとするTV報道の手口にはうんざりです。
マチベー
2010/10/11 18:00

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