第26回マイルチャンピオンシップ展望!輝け中年の星!
明日は秋のマイル王決定戦、第26回マイルチャンピオンシップに、このレースで現役を引退する8歳の天皇賞馬④カンパニーが出走します。
先週の第34回エリザベス女王杯は人気薄の逃げ馬2頭による行った行ったの競馬となり、馬連・馬単・3連複が全て10万円以上、3連単に至っては154万円という超万馬券の大波乱となりました。
千メートル通過が1分を越え、1マイル地点でも1分36秒8という緩い流れにも関わらず、前を行く2頭は後続を10馬身以上も引き離して楽に逃走。後続馬は後ろで待機する1番人気のブエナビスタを意識し過ぎたか、気付いた時には手遅れの差が開いていました。ブエナだけが上がり3ハロンを32秒台という驚異的な末脚で追い込んだものの、前の2頭を捉えきれず3着。悔いの残る1戦となりました。
今年のエリザベス女王杯を見て思い出したのは1992年の有馬記念。あの時も人気薄のメジロパーマーとダイタクヘリオスの2頭が激しく競り合いながら後続を大きく引き離して逃げていたのですが、時計を見るとラップは平凡でペースはスローペース。しかし、1番人気のトウカイテイオーが出遅れて後方で待機したことで、他の人気馬ライスシャワーやヒシマサルらも動くに動けず、そのままパーマーが逃げ切ってしまって馬連で3万円を越える大波乱を演出したのでした。こういう手品みたいなレースも、G1でだいたい10年に1回くらいのサイクルであるんですね。それがいつになるのかは前もって予想することが難しく、やってみないと分からないのが困るところですけど(笑)。
2009年11月22日(日)5回京都6日11R第26回マイルチャンピオンシップ(GI)
◎④カンパニー
○①エヴァズリクエスト
▲⑮サプレザ
△⑤スマイルジャック
△⑨キャプテントゥーレ
△⑬マイネルファルケ
◎④カンパニーがデビューしたのは2004年の春。同世代のダービー馬はキングカメハメハで、既に種牡馬として2008年度の2歳リーディングサイヤーに輝いています。この世代からは有馬記念馬ハーツクライをはじめ、春の天皇賞馬スズカマンボ、秋の天皇賞馬ダイワメジャーなども出ていて古馬G1のタイトル獲得数も多く、かなりレベルの高い世代だったと考えられます。そんな世代に生まれた④カンパニーですが、菊花賞でG1初出走を果たしたものの、華やかな3歳春のクラシックには目もくれず、ひたすら地味な裏街道をまっしぐらに進んだ馬でした。
初めての重賞勝ちも4歳秋の地味な京阪杯。その後も決して無理をさせないゆったりとしたローテーションで使われながら、地道にレベルアップを果たし、積み重ねてきた重賞勝ちは計8つ。前走の天皇賞で実に13度目のG1挑戦にして初めての勝利を成し遂げました。ついに遅咲きの大輪を咲かせた苦労人は、このマイルCSに自身として最初で最後のG1レース単勝1番人気として出走します。これまでずっと挑む立場で走り続けてきた8歳の老雄が初めて受けて立つ立場で戦うG1。いったい、どんなレースを見せてくれるのでしょうか。
ヒモには外国勢2頭と逃げそうな2頭、さらにデータでなぜか好成績の4番人気馬ということで計5頭。欧州勢は日本の硬い馬場への適性が鍵になるのはジャパンカップや他の国際レースと同じですが、今回は天候が悪化して馬場が渋ることが想定されますので、時計がかかれば彼らのチャンスは大きくなります。
欧州馬2頭にはG1勝ちのある4歳馬で上り調子の牝馬という共通点がありますが、①エヴァズリクエストは目下2連勝中で、その間の負担斤量が60キロと57キロ。もう1頭の⑮サプレザも前走1着で58キロを背負っていた馬。その彼らが前走比で2キロ減と3キロ減の55キロで出走できるのだから非常に有利です。マイル1分32~33秒台では厳しいかもしれませんが、34秒台後半から35秒台まで時計がかかるとかなりチャンスは大きくなります。日本の競馬を熟知しているムンロ騎手とペリエ騎手が騎乗するのも心強い限りです。好走を期待します。発走は15:40。
先週の第34回エリザベス女王杯は人気薄の逃げ馬2頭による行った行ったの競馬となり、馬連・馬単・3連複が全て10万円以上、3連単に至っては154万円という超万馬券の大波乱となりました。
千メートル通過が1分を越え、1マイル地点でも1分36秒8という緩い流れにも関わらず、前を行く2頭は後続を10馬身以上も引き離して楽に逃走。後続馬は後ろで待機する1番人気のブエナビスタを意識し過ぎたか、気付いた時には手遅れの差が開いていました。ブエナだけが上がり3ハロンを32秒台という驚異的な末脚で追い込んだものの、前の2頭を捉えきれず3着。悔いの残る1戦となりました。
今年のエリザベス女王杯を見て思い出したのは1992年の有馬記念。あの時も人気薄のメジロパーマーとダイタクヘリオスの2頭が激しく競り合いながら後続を大きく引き離して逃げていたのですが、時計を見るとラップは平凡でペースはスローペース。しかし、1番人気のトウカイテイオーが出遅れて後方で待機したことで、他の人気馬ライスシャワーやヒシマサルらも動くに動けず、そのままパーマーが逃げ切ってしまって馬連で3万円を越える大波乱を演出したのでした。こういう手品みたいなレースも、G1でだいたい10年に1回くらいのサイクルであるんですね。それがいつになるのかは前もって予想することが難しく、やってみないと分からないのが困るところですけど(笑)。
2009年11月22日(日)5回京都6日11R第26回マイルチャンピオンシップ(GI)
◎④カンパニー
○①エヴァズリクエスト
▲⑮サプレザ
△⑤スマイルジャック
△⑨キャプテントゥーレ
△⑬マイネルファルケ
結論:馬場が渋ったら外国勢を狙うべし!
馬連 軸 4 相手 1 5 9 13 15 計5点
3連単 1着 4 2着 1 9 15 3着 1 9 15 計6点
合計11点
◎④カンパニーがデビューしたのは2004年の春。同世代のダービー馬はキングカメハメハで、既に種牡馬として2008年度の2歳リーディングサイヤーに輝いています。この世代からは有馬記念馬ハーツクライをはじめ、春の天皇賞馬スズカマンボ、秋の天皇賞馬ダイワメジャーなども出ていて古馬G1のタイトル獲得数も多く、かなりレベルの高い世代だったと考えられます。そんな世代に生まれた④カンパニーですが、菊花賞でG1初出走を果たしたものの、華やかな3歳春のクラシックには目もくれず、ひたすら地味な裏街道をまっしぐらに進んだ馬でした。
初めての重賞勝ちも4歳秋の地味な京阪杯。その後も決して無理をさせないゆったりとしたローテーションで使われながら、地道にレベルアップを果たし、積み重ねてきた重賞勝ちは計8つ。前走の天皇賞で実に13度目のG1挑戦にして初めての勝利を成し遂げました。ついに遅咲きの大輪を咲かせた苦労人は、このマイルCSに自身として最初で最後のG1レース単勝1番人気として出走します。これまでずっと挑む立場で走り続けてきた8歳の老雄が初めて受けて立つ立場で戦うG1。いったい、どんなレースを見せてくれるのでしょうか。
ヒモには外国勢2頭と逃げそうな2頭、さらにデータでなぜか好成績の4番人気馬ということで計5頭。欧州勢は日本の硬い馬場への適性が鍵になるのはジャパンカップや他の国際レースと同じですが、今回は天候が悪化して馬場が渋ることが想定されますので、時計がかかれば彼らのチャンスは大きくなります。
欧州馬2頭にはG1勝ちのある4歳馬で上り調子の牝馬という共通点がありますが、①エヴァズリクエストは目下2連勝中で、その間の負担斤量が60キロと57キロ。もう1頭の⑮サプレザも前走1着で58キロを背負っていた馬。その彼らが前走比で2キロ減と3キロ減の55キロで出走できるのだから非常に有利です。マイル1分32~33秒台では厳しいかもしれませんが、34秒台後半から35秒台まで時計がかかるとかなりチャンスは大きくなります。日本の競馬を熟知しているムンロ騎手とペリエ騎手が騎乗するのも心強い限りです。好走を期待します。発走は15:40。
この記事へのコメント
参りました。
私のアブサンは、下げすぎて届きませんでした。
あの位置では、最速上がりでもねえ・・・。
>カンパニーから入って、ちゃんとマイネルを押さえているあたり、流石です。
ありがとうございます☆下手な予想でもたまには当たることもありますね(笑)。人気馬が勝って2着が人気薄の逃げ馬という、僕の好きなパターンで決まってくれたお陰だと思います♪
千メートルの通過が58秒7ですから、アブサンの位置からでは届かないですよね。やはり得意の東京コースほどスムーズな走りではなかったのかなという気がします。
>おお!なんという素晴らしい予想でしょうか。ヒモがピタリですな、おめでとうございます☆
ありがとうございます☆たまにしか当たらないですが、たまに当たる時だけは鮮やかです(苦笑)。
カンパニーは凄すぎますね。20年ほど競馬を見続けてきてた中で間違いなく最強の8歳馬でした。昔でいう9歳ですからG1を連勝なんて考えられませんわ(汗)。